志望動機は、ただ何となく思いつくままに書いても絶対にうまくいきません。志望動機に盛り込むべきポイントをしっかり把握してから取り掛かりましょう。

まず、何はともあれ企業研究は欠かせません。その企業の概要や求めているニーズや人材像をきちんと把握しないと、何の説得力もない独りよがりな志望動機になってしまいます。

志望する企業だけでなく競合他社についてもしっかり調べ、他社と比較してのその企業独自の特徴や強みなどを浮かび上がらせましょう。

企業のホームページや求人情報はもちろん、新聞や雑誌など様々なメディアに当たり、より多くの情報を集めてください。

その企業に入ってからどのようなことを実現したいのかという点は、志望動機の要です。自分の成長やスキルアップも大切ですが、個人の目標に終わるものではなく、企業にとってもプラスになる目標がベストです。

キャリアビジョンが明確になっていると「この人には期待できそうだ」と採用担当者に判断されます。それに、企業のビジョンと目標が共通していれば、長期に渡って活躍できる相性の良い人材になると期待されます。

とはいえ、あまりに実現不可能な目標はNGです。あくまで現実的な目標を考えるようにしましょう。

キャリアビジョンを語る上で、これまでの自分の経験は重要です。特に転職希望者は今までの職務経験を積極的にアピール材料に使いましょう。

新卒採用の場合は、学校で学んだこと、留学・アルバイト・部活での経験などを盛り込むようにすると良いでしょう。

「留学経験で培った語学力を活かし、貴社の製品の海外展開の一助となりたいです」など、具体的かつ自分の能力や経験が活かせる目標を考えてみてください。

自己PRと熱意を伝えるチャンスなので、この部分は特にしっかり推敲しましょう。

そして、「なぜこの企業でなければいけないのか」という確固とした根拠も併せて述べるようにしてください。どんなに優秀な人でも、この部分が弱いと採用担当者に十分アピールできません。

「◯◯業界で◯◯の強みのある貴社なら、◯◯を実現するために最適だと思ったので志望いたしました」といったように、企業研究で得た知識を元に説得力のある文章を考えましょう。

「人の役に立ちたい」「社風に惹かれて」「社会貢献できるから」といった漠然とした理由は、どこの企業でも通じるものですし何も言っていないのと同じなので、その企業ならではの具体的な理由を必ず見つけてください。

「何しに面接へ来たの?」

最悪の場合、上記の発言を面接担当者から受けてしまいます。こんな志望動機はダメだ!という事について解説していきます。

現在、どれくらい深刻な不況かはわかりませんが、数年前に比べて、サラリーマンの年収が下がっています。

以前ならば、年収300万円代ですと、「低すぎる!家族を養っていけない!」と、憤りを感じる人が多かったと思います。

しかし、現在では年収300万円代でも、「給料も上がる見込みがないし、見合った実力もない。・・・家族で協力して節約して生きていくしかないか」と、諦めモードの方が多いようです。

人手不足なのに賃金は安い、という悪循環に陥っています。当然、一部上場していて安定した大企業であれば、年収500万円以上が普通ですので、すべての企業の賃金が下がっているわけではありません。

「よし、じゃあ安定した大企業に転職しよう!」

・・・できません。

大企業の場合、もちろん中途入社の方も多く雇っていますが、即戦力として期待できる人材のみです。

まったく違う業種からの転職や、同様の業種で働いていたとしても、活躍して実績を残していない社員の方を雇うわけがありません。

どうですか?理想的な転職の難しさ、が少しは理解頂けましたでしょうか?

「仕事に自信はあるけど、家族等の都合で自宅から通勤したかったので、地元の中小企業に就職してしまった!現在の職場で抜群の実績を残しているし、キャリアアップとして大企業へ転職したい!」

といったように、極めて優秀な方であれば、成功するかもしれませんので、そういった方の場合は、悲観せず万全の態勢を整えて、大企業への転職に挑戦してみるのも良い、かと思います。

「ちくしょう、今の会社は給料が安すぎだよ。残業も多いし。こうなったら転職してやる!」

こういったように、現在の職場に不満がある方は、就職面接にて「転職しようと思った理由は?」と尋ねられた時に、以前に勤めていた企業の悪口や批判を話してしまう場合があります。

これは絶対にダメです!!

こういった方の転職理由は、「残業が多すぎる」「賃金が安すぎる」「有給休暇が少ない」等、マイナスな要因を強く語ってしまいます。

当然、採用面接を受けている企業が、以前に働いていた企業よりも、残業が少なくて賃金が高い、という事実があったとしても、企業とは不安定なもので、そういった状態がずっと続くとは限りません。

企業の利益が低下し、残業を増やしたり、賃金を下げなければならない場合も多くあります。そのような状態になった場合、上記のようなマイナス要因の強い理由で転職をしてきた方を、企業は信用できるでしょうか?

答えはノーです。自分が採用担当者の立場に立って考えれば、すぐにわかりますよね?

では、どのような志望動機が良いのか?

まず、面接を受ける企業の事を綿密に調べ上げ、どのような事業展開をしているのか、どのような取引先企業があるのか、どのような経営理念を持っているのか等を予習し、面接にて、上記の事を含めて、その企業に転職して自分が実施していきたい事、その企業でこういった活躍ができて、利益を上げる事ができる事を、情熱を持って語れば良いのです。

ぜひ、皆さんも実践してみて下さいね!